よーいずみの音楽日誌

IT系会社員の私が趣味の音楽について、ディスクレビューやアーティスト紹介、音楽について書きます。

ROCK IN JAPAN FES. 2022 3日目(8/11)に行ってきました。(ライブレポ編)

こんにちは、よーいずみです。

さてさて、みなさんは夏といえば何を連想しますか?花火だったり、スイカだったり、海だったり。

私は真っ先に「夏フェス」を連想します。夏フェスに参加してこそ夏が始まる。そういう音楽ファンもたくさんいると思います。

コロナ禍によって一昨年、昨年までは夏フェスは虐げられるイベントになっていましたが、今年は違います。フジロックサマソニ、ロッキンといった日本を代表する夏フェスが復活を掲げ、まさに夏フェス復興元年とも言えるでしょう

今回はそんな日本を代表するフェスの一つ、ROCK IN JAPAN FES.2022(通称:ロッキン)に参加してきたので、その感想をつらつらと書いていきます。ライブレポだったり会場の雰囲気だったりを全部ここにまとめるとめっちゃ長くなること請け合いなので、ライブレポ編と会場編に分けて記事にします

ということでこの記事ではライブレポ編として、私の見たアーティストの感想を書いていきますので、ぜひ最後まで読んでいただいて、「あ、このアーティスト気になる!」とか「そうそう!めっちゃ最高だった!」とか思ってもらえると幸いです。

今年はどこで開催したの?

これまでROCK IN JAPANは茨城県ひたちなか市の『ひたち海浜公園』で開催されていました。
ですが諸事情あって、ロッキング・オン茨城県からの撤退を余儀なくされました。詳しいことが知りたい人は「ロックインジャパン 茨城県医師会」でググってください。 そんなこんなで、移転先として決まったのが『千葉市蘇我スポーツ公園』です。ロッキング・オンとしてはもともとJAPAN JAMの開催地として利用していたこともあり、経験や地の利もあるのでここをチョイスしたのでしょう。
一方、JAPAN JAMよりも会場規模は大きく全4ステージ制。向かい合う2組4ステージが交互にライブを繰り広げる形。海外のフェスではこの形式が主流のようですが、この規模感でやるのはROCK IN JAPANが初なんだとか。(もう少し規模が小さいフェスだとこの形式はあります)

細かいステージの紹介は次の記事にするとして、ここからは、そのステージで私よーいずみが見てきたアーティストのライブレポを書いていきます。よろしくお願いします。

よーいずみ 当日のタイムテーブル

タイムテーブル
当日はこんなタイムテーブルでした。ロッキンやCDJに行ったらOA(オープニングアクト)は必ず見たいと思っているので、今回もOAから始まって、前半はサブのHILLSIDE STAGE、PARK STAGE、後半はメインとなるLOTUS STAGE、GRASS STAGEを中心に回りました。

1. Maverick Mom(オープニングアウト)

OAのMaverick MomはTEENS ROCK 2022の優勝バンド。全員が別々の高校に通って別のバンドを組みながら、大会のために結成したバンドだそうで。そんな即席感の一切ない、ブルースとロックンロールを土台としてファンク要素も垣間見える、そんな印象のバンドでした。
個人的にはめっちゃどストライク!こんなにもアダルトでロックな音を高校生が鳴らせるなんて最高すぎ!最近の高校生はTikTokで流れる内容の薄い音楽が好きな子が多いのかと勝手に思ってましたが、そんなことなく、加えて技術も確かなバンドサウンドが朝イチで聴けて、本当に嬉しくなりました!

【セットリスト】
 01. ZONE
 02. Monster

2. This is LAST

今回の開催地、千葉県千葉市と同県の柏市出身のバンド、This is LASTを見ました。何年か前に1st EP「aizou」を聴いてずっと気になっており、ついに見れました。
サウンドとしてはど真ん中の3ピースギターロックバンドといった感じですが、突出してボーカルの声がいい!一般的にバンドは各パートそれぞれ大事な役割を担っているけど、やはりフロントマンであるボーカルはバンドの顔。私はそう思います。そんなフロントマンがいい声で歌が上手いのは大きな強みです。歌詞に二人称が多用されるのは現代音楽っぽいなと思いつつ、いいライブでした。

【セットリスト】
 01. 愛憎
 02. 殺文句
 03. 恋愛凡人は踊らない
 04. もういいの?
 05. ディアマイ
 06. オムライス

3. 夜の本気ダンス

フェスやライブにタイミングが合わず、数年見れていなかった大好きな夜ダン!数年ぶりに見てもサクッと期待を超えてくる最高なロックチューンを全身で浴びました。しかもライブが始まると急な通り雨で周りのオーディエンスもテンションがぶち上がって、1曲目のCrazy Dancerからボルテージ最高潮!
個人的に夜ダンは和製Arctic Monkeysと思っていて、耳に残るわかりやすいギターリフとダンサブルなロックサウンドが彷彿させるサウンドはもう踊らずにはいられない!終盤のWHERE?に至ってはもうライブ前にビールも煽っていたのでそりゃもう発狂モノですよ。いま思い出しただけでも踊りたくなる!笑

【セットリスト】
 01. Crazy Dancer
 02. 審美眼
 03. B!tch
 04. STARLET
 05. WHERE?
 06. GIVE & TAKE

4. NUMBER GIRL

個人的な本日の大本命、お目当てのバンドです。福岡市博多区からやってきた侍4人の音は、まさに刀と拳。向井秀徳テレキャスター田渕ひさ子ジャズマスターには斬撃の如く、高く鋭い音で斬られ、中尾憲太郎のベース、アヒト・イナザワのドラムには鉄拳の如く、低く重い音で殴られる。そんな感覚になりました。
解散後にファンになったので、数年前の再結成時には泣いて喜んで、今回ようやく生で見ることができて感無量です。このバンドを追ってきてよかったと、心底思いました。1曲目のタッチにはじまり、ZEGEN、TATOOともうイントロで「これこれこれーー!!」となる曲ばかり。そのあとも聴きたかった楽曲をガンガンやってくれて、OMOIDE IN MY HEADでは「ドラムス、アヒト・イナザワ!」の向井秀徳の呼びかけに感動して号泣。年老いて尚、鋭さの増したバンドの姿を見れて本当によかった・・・12月の解散ライブも、参加予定です!

【セットリスト】
 01. タッチ
 02. ZEGEN VS UNDERCOVER
 03. TATOOあり
 04. DELAYED BRAIN
 05. CIBICCOさん
 06. 透明少女
 07. OMOIDE IN MY HEAD
 08. IGGY POP FANCLUB

5. シシド・カフカ directs el tempo

友人に「シシド・カフカ見たほうがいいよ!」って言われていたので、軽い気持ちで見に行ったらとんでもなく素晴らしい演奏でした。セッティング中からステージ上には打楽器がどんどん運び込まれて一体なにが始まるのかとワクワクしていると、登場したシシド・カフカが「全編セッションでやるのでお客さんたちも一緒に手拍子で演奏しましょう!」って。えええええ!!??なんそれ!?30分全編セッションってまじかいって驚いたのも束の間。演奏が始まると打楽器のド迫力セッションに圧倒されました。指揮を振るシシド・カフカに合わせて奏でられるリズムは力強く、そして楽しいメッセージ性すら感じるそんな演奏です。演奏メンバーはACIDMAN浦山一悟スカパラ茂木欣一など錚々たるリズムのプロばかり。豪華すぎる30分のセッションはあっという間の時間でした。

【セットリスト】
 全編セッションのためセトリなし。

6. THE BACK HORN

私が大学生だった頃は、おおよそいまから15年くらい前ですね。そのときにバックホーンを知りました。衝動的で刹那的で、思いの丈がこれでもかと溢れる演奏に心打たれたのを今でも覚えています。最近はあまり聴いていなかったものの、やはりフェスに出るなら見たくなる。そんなバンドです。
久々に見たバックホーンは相変わらず最高でした。最近のバックホーンは打ち込みのある楽曲もあって音楽の幅が広がっているものの、個人的には昔の衝動的な勢いのある楽曲のほうが好みかなぁ。罠だったり、コバルトブルーだったり。もしかしたらバックホーンの楽曲を聴くことで、どこか大学時代の気持ちを懐古したいのかもしれないなと思いました。

【セットリスト】
 01. ユートピア
 02. シンフォニア
 03. 罠
 04. 希望を鳴らせ
 05. コバルトブルー
 06. 太陽の花

7. 9mm Parabellum Bullet

9mmも大学時代に散々聴きまくったバンドの一つです。でも9mmは未だに聴くんですよね笑 9mmの特徴って、卓郎の聴きやすいメロディと一歩間違えればダサダサになるギリギリのところをつく滝のギターが最大の特徴だと思っていて、そこをブレずに今もやり続けてくれてるからずっと好きなままの9mmって感覚で聴けるのかなって思います。
今回も1曲目からBlack Market Bluesでぶちあがって、新しい光とかきたら絶頂するしかないでしょ!新曲のAll We〜も9mmらしくて良かったし、何より後半戦!Discommunicationのイントロ聴いたら嬉しくてテンションおかしくなりました笑 ほんといつまでもこのまま9mmであり続けてほしい!

【セットリスト】
 01. Black Market Blues
 02. 名もなきヒーロー
 03. 新しい光
 04. All We Need Is Summer Day
 05. Discommunication
 06. 太陽が欲しいだけ
 07. Punishment

8. マキシマム ザ ホルモン

夕暮れ時になってきて、いよいよフェスも終盤。メインステージの一つでもあるLOTUS STAGEに登場したのはマキシマム ザ ホルモン。広大なステージがびっしり人で埋まって、まさにフェスを代表するバンドの存在感を演奏前からまざまざと見せつけられました。
セトリはもうフェス鉄板のコース。maximum the hormoneから始まってメガラバ、シミ。そして意外や意外、爪爪爪!!なんとこのとき、Creepy NutsのR-指定が飛び入り参加して超豪華コラボが実現!!ダイスケはんのシャウトとR-指定の迫力あるラップ、亮君の尖った歌声。フェスならではのサプライズを目の前で見れて「あぁ、やっとフェスが帰ってきた」ってしみじみ実感しました。

【セットリスト】
 01. maximum the hormone
 02. 恋のメガラバ
 03. シミ
 04. 爪爪爪(feat. R−指定 from Creepy Nuts
 05. ぶっ生き返す!!
 06. 恋のスペルマ

9. sumika

この日最後に見たのはGRASS STAGEのトリ、sumikaでした。コロナ禍になって音楽を家で聴く時間が増えて「有名だけど聴いたこと無いな」と思って手を出してみたら予想以上にハマってしまいました。さてさて蓋開けてみたら、まだまだ聴き込んでいない私のような歴の浅いファンでも存分に楽しむことができる最高のライブでした!
鍵盤が煌めく裏ノリの楽曲が特徴的なバンドというのが私の印象で、1曲目からシェキナナナナ、2曲目でオーオーとシンガロング(コロナ禍なので口パク)して一気に最高潮!!中盤ではふっかつのじゅもんのようなギターロックでもキメで気持ちよくさせてくれる。ラストはファンファーレ、Glitterで再びsumikaらしいキラキラした楽曲で締めて大満足。ビギナーな私でも一体感を味わえて、一緒にライブを作れるアットホームな空間の広がる、そんなライブでした。単独公演も行きたいなぁ。

【セットリスト】
 01. Shake & Shake
 02. 絶叫セレナーデ
 03. 願い
 04. ふっかつのじゅもん
 05. マイリッチサマーブルース
 06. Lamp
 07. イコール
 08. Summer Vacation
 09. Babel
 10. 透明
 11. ファンファーレ
 12. Glitter

おわりに

つらつら書いていたら文字数もだいぶ増えてしまったし、気づけば参加して1ヶ月以上経過してしまいましたが、自分の思い出と振り返りになるような内容が書けました。ちなみにベストアクトは圧倒的にNUMBER GIRLですね。次点でsumikaと夜ダン。

さぁ次回は会場編ということで、蘇我に移転して初のロッキン。快適さや改善してほしいなーと思うところまで書いていければと思うので、次回もよろしくお願いします。

最後まで長々読んでいただき、ありがとうございました。